皆さんは【介護タクシー】という言葉を耳にしたことがありますか?
介護保険サービスの中に介護タクシーという名称は存在しませんが介護タクシーとは、要介護者や身体の不自由な人が利用する為のタクシーのことであり、訪問介護サービスの一つと位置づけられているそうです。
私自身、介護タクシーについての詳細を知ってる?と聞かれると「街中でよく見るあれでしょ~」なんて答えていましたが、自分が知っていると思っていた内容とは随分違っていたようなので、今日は少しその内容について触れてみたいと思います。
普段、タクシーを利用する時を想像してみてください。目的地までの料金を支払える前提があれば誰でも何処へでも利用出来るのが通常のタクシーですね。介護タクシーもある意味、全額自己負担であれば制約無しに利用出来るものなのかも知れませんが、そもそも介護タクシーについて知りたいという方は介護保険適用で利用するということを前提にされていると思います。
では保険適用となる対象者の条件とは何でしょうか?
介護認定では要支援1~2,要介護1~5という7段階の基準が設けられていますが、その中の要介護1~5の方のみがご利用出来るサービスとなっています。
居住形態は自宅、有料老人ホーム、ケアハウスなどで暮らす、1人では公共交通機関に乗ることができない方が対象条件となっているのだそうです。
そしてこの介護タクシーの大きな特徴として、目的地までの移動だけではなくタクシー運転手がご利用者の介助を行うことがあげられます。
私が知っていたと思っていた介護タクシーは運転手さんが介助をしない(介護資格を有していない為実施できない)福祉タクシーという類のものだったんだなぁと学習しました。