先日ここで書いた「老人ホームでの入浴について・・・」を読んでいただき、施設に入った際の入浴回数についてご相談中のご親族のかたや、施設を運営している会社のかたとお話する機会がありました。
「皆さんに読んでいただいている!!」と実感した瞬間でした!
今日はその嬉しさもあり、その入浴についてもう少しお付き合いください。
施設にご入居されているかたは、基本的には介護が必要なかたが多いため、お風呂の種類もいろいろあります。
施設のパンフレットを見ると、「機械浴」や「個浴」などの表記があると思いますが、「機械浴」でも寝たきりのかたを対応できるタイプや、車いすでご生活をされているかたなど座る姿勢がとれるかたを対応するタイプなど種類もいろいろです。
以前既に施設にご入居中のかたからのご相談で、入居している施設には機械浴がないため対応ができないので、私たちが他の施設をご案内した、ということもあるので、寝たきりになったときに対応できる機械浴、いわゆる寝台浴タイプがあるかはチェックしなければいけませんね。
「個浴」は、家庭にあるような一人で入るタイプですが、高齢者が入りやすいように、そして介助しやすいよう手すり等工夫されていたり、施設によってはお金もかけて檜風呂を用意していたりなどもあります。(檜風呂はその後の管理が大変で・・・という話をよく聞きますね。)
「大浴場」は最近施設によっても判断が分かれていて、新しく建てた施設は大浴場を設置しない、というところも増えてきています。
広いお風呂に入れて気持ちいい!と思っていただけるかたもいらっしゃいますが、昨今のご入居者のニーズでは複数名で入浴ではなく、一人ひとり入りたいというニーズも多く、新しい施設では大浴場を見ない施設も。
介助するほうも入浴介助は非常に大変で、施設を訪れるとTシャツに短パン姿で、忙しそうにしている入浴担当の介護スタッフのかたを目にすることがありますが頭が下がる想いです。
私たちの会社には、介護施設でヘルパーとして働いていたスタッフがいますが、入浴中はご入居者との大切なコミュニケーションの場で、ご入居者もお風呂でリラックスして本音もこぼれるそう。
肉体的には大変な介助ですが、ご入居者との大切な時間でもあるのですね。