16 介護施設と新型コロナウィルス

介護施設と新型コロナウイルス エイジングプランナーコラム

連日心配な報道が続いている新型コロナウイルス(COVID-19)ですが、介護施設でも危機感が募っています。
冬の時期は感染症が発生しやすいので、入館時の手洗いとうがいなど、他の時期に比べ気を付けている施設がほとんどですが、今回のコロナウイルスでは出入りする家族や見学者などの制限もかかっています。(逆にこの時期、施設見学などで入館するときに、手洗いなどを徹底しない施設は、施設の衛生管理に疑問符がつきますね。)
マスクも市販ではなかなか手に入らなくなってきていますし、介護施設でもマスクの備蓄確認を急いでいると聞きます。

高齢者や疾患があるかたは、新型コロナウイルスで重症化しやすいということですし、それを考えると介護施設での発生は本当に致命的です。

新型コロナウイルスに関連して、各施設から私たちへの連絡も増えてきました。
その内容の一つが、マスクの準備について。
通常時は見学の際のマスクは、施設にあるマスクを使わせていただいていたのですが、マスクが品薄になっていることもあり、見学者側で用意してください、というご案内。

また、施設見学の制限もその一つ。
いつもは見学時の人数などは特段何名まで、などとは決められてはいませんが、2名や3名までと制限したり、見学場所の制限、咳や熱がある人、ここ数か月で中国への渡航歴があるかたはご遠慮いただくなど、施設によって出てきています。

介護が必要で施設を探さなければいけないかたは、新型コロナだろうが当然いらっしゃいますが、ご入居されているかたを守る意味で当然かと思います。

新型コロナウイルスはウイルス自体を保菌していても発症しない、つまり自覚症状がないこともあるということですし、私もよく施設へ出入りしますが、感染予防ではなく、自らが保菌者かもしれず他の人にうつさない、という意味でもマスクは必須ですね。