介護保険証は介護保険被保険者証といい、65歳以上の人全員に交付されます。
また、65歳未満の方で特定16疾病により要支援もしくは要介護認定を受けた場合にも、この介護保険証が交付される仕組みになっています。
後者の場合は、介護認定後に交付されることから介護保険証がどの時点から有効になるのか、その意味について被保険者となるご本人や家族は理解し易いようですが、65歳になってからこの介護保険証を交付された人は何の為に持つ必要があるのかについて把握し辛い傾向にあります。
というのも、あくまで個人的な経験からの見解になりますが病院の会計窓口で何度も目にするのが、ご高齢者が病院で使う本来の保険証と共に介護保険証を持っておられ「これは関係ないのですか」と窓口の方に尋ねておられるという光景です。
その場面に遭遇した時には必ず「この方はまだ必要が無いんだな」と納得してしまう私ですが、そもそも介護保険証というものは、高齢もしくは左記に書いた16疾病により支援または介護が必要になった人が介護サービスを受ける為に必要な保険証となっています。
そして、介護サービスを受ける為にはお住まいの市町村から【介護認定】を受けなければ保険証を使った介護サービスを受けることが出来ません。
これらの流れを知らない人が多いという現実よりも、交付される介護保険証に付いてくる説明がもっと解りやすい内容に改訂されないものかと毎回思うのは私だけではないだろうと常に思っています。
また、介護保険証は今現在必要がなくても必要になる時が必ずくると言えるものなので、携帯する必要はありませんが有効期限に目を通し新たなものが送られてきたら古いものと差し替えておくとよいでしょう。