今日は年明けのご相談でいくつかあった内容を・・・
それは有料老人ホームに入居した場合の入浴の回数について。
そろそろ親を子どもであるご相談者の近くに呼び寄せることも考え、自宅近くの施設を検討しはじめているかたが多くいらっしゃいました。
要支援や要介護1くらいの認定のかたに多かったのが、施設でのご生活を話しているときに、3食の食事がつくことや、24時間ヘルパーがいることに安心はされますが、入浴が週2~3回のところが多いというところで、「毎日ではないんですね・・・」というご反応。
そうなんです、多くの施設では毎日入るのは難しく、上記の通り2回や3回のところがほとんどなんです。
要介護度をお持ちでデイサービスや訪問入浴など使われているかたですと、おそらく日ごろから2回や3回というかたが多く特に問題にはなりませんが、少し介護度が軽めなかたですと、そこにひっかかるかたもいらっしゃいます。
施設側は全ご入居者の入浴に対応するため、午前・午後とフル稼働で入浴介助にあたっています。
入浴の回数について施設側が取れる対応を大別すると、
・追加費用を頂戴して入浴回数を増やせる
・費用をいただいても対応できない
・対象者がひとりで入れる状態であれば、自己責任で入ることができる
ということが考えられます。
数年前に大手介護事業者で、入浴中の死亡事故があったこともあり、施設側も入居者の入浴についてはかなり規則が厳しくなっています。
ひとりで入れる入居者でも、かならず付き添いの介護スタッフが必要という規則になったりなどで、自己責任で良いから入れて、という要望にも応えられない施設もあります。
入浴回数を増やす希望が通らない、というのにはそんな背景もあるのです。
お風呂が大好きなかたや、まだ要介護度が高くない人などは、入浴の回数もチェックしてみましょう。